鹵獲したドイツの III 号突撃砲 (StuG III) および III 号戦車 (Pz.Kpfw. III) をベースとし、ソ連製の 76 mm F-34 砲を搭載する形で 1943 年 3 月に製造されたのが
III
SU-76I
です。車輌名の最後に付けられた "I" はロシア語で「外国製」を意味しています。生産数は合計 200 輌で、1944 年の夏まで実戦で運用され、その後は終戦まで訓練用として活用されました。どのような性能をしているのか？詳しく見ていきましょう。
特徴
装甲
同格Tierの攻撃を多く跳弾できる優秀な防御性能を発揮します。実装甲厚はそれぞれ、車体下部が50mm以上、車体上部の傾斜部が75mm以上、戦闘室正面は約55mm以上となっており、直撃すれば貫通されてしまいますが、防御姿勢を行えばさらに増厚させることも可能です。なお側面装甲は装甲厚30mmが垂直に配置されているだけであり、防御性能はほとんど期待できません。駆逐戦車カテゴリーという事もあり、HPも非常に少ないため注意しましょう。
機動性
優秀な最高速度と旋回速度を持っており、優秀な機動性を発揮します。流石に索敵車輌のように軽快に動き回ることはできませんが、駆逐戦車としては十分に優れています。
攻撃性能
高い単発火力と貫通力、十分なDPMを持っている優秀な砲を備えます。ただし、砲俯角が非常に少なく、射撃精度もやや悪い欠点を持っているため、この欠点を立ち回りでどれだけカバーできるかが重要となります。
隠蔽率と視認範囲
視認範囲が短いものの、非常に高い隠蔽率を持っています。待ち伏せなどの隠蔽が必要となる運用だけでなく、茂みの後ろに隠れて隠蔽率を増やすことができれば、中近距離ですら補足されずに攻撃し続けることも得意です。
駆逐戦車としての待ち伏せ・支援運用を十分にこなせる上に、いざとなった場合は装甲を活用する耐える立ち回りも十分に可能です。俯角が少ない点を常に気をつけ、もし移動先に稜線地形が多い場合は、足りない俯角を解消できる手段を常に考えながら運用しましょう。
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ストロングポイント:
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ウィークポイント:
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