[タンクガイド] Strv S1

特徴

装甲
非常に鋭い角度の付いた装甲で、一見すると、どんな攻撃でも跳弾してしまうように思えるでしょう。確かに角度が鋭くなればなるほど実装甲厚は上がりますが、しかし本車輌の装甲厚は非常に薄く、「2倍ルール」や「3倍ルール」の関係から貫通されやすいという欠点があります。ここでこれらの装甲貫通計算に関するルールを確認しておきましょう。

2倍ルール：攻撃された砲の口径が、攻撃を受けた部分の装甲厚（実装甲厚では無く純粋な厚さ）に対して2倍以上の場合、標準化（実際の着弾角度より垂直方向へ角度が少なくなる現象）の角度が大きくなる
3倍ルール：攻撃された砲の口径が、攻撃を受けた部分の装甲厚（実装甲厚では無く純粋な厚さ）に対して3倍を超える場合、強制跳弾角度（APおよびAPCR弾では70°）が無視されて貫通計算が行われる

装甲の貫通計算にはこれらのルールがあり、あまりにも装甲が薄すぎると、いくら角度が鋭くても跳弾できないことになります。
さて、話をStrv S1の装甲について戻しましょう。前述したルールの通り、一定の口径を超える車輌からはプリンの様に貫通されやすく、小さな口径の車輌であれば強制跳弾を狙えます。ただし、狙って貫通するのでは無く、貫通できたら幸運程度に考えておきましょう。さらに、HPも少ないため被弾は極力避けましょう。

機動性
平均以上の良好な最高速度と加速力です。ただし、これは移動モードだった時の話です。射撃モードでの走行性能は全てが劣悪なので気をつけましょう。

攻撃性能
TierX車輌さえ貫通し得る、非常に優秀な貫通力を持っています。射撃精度はやや悪いですが、貫通力が高いため、弾がそれても「ブチ抜ける」といった印象を受けるでしょう。照準速度がやや遅いことが気になるかもしれませんが、攻撃時は射撃モードで停止しているので、そこまで気にならないはずです。

隠蔽率と視認範囲
TierVIII駆逐戦車として平均的な視認範囲です。しかしながら、特筆すべきほど高い隠蔽率を持っています。本車輌はこの隠蔽率の高さを活かした立ち回りが基本となるため、搭乗員スキル「カモフラージュ」は必須とも言えます。

非常に極端な性能の車輌で、典型的な長距離スナイパーの特性を持っています。そしてモード変更に慣れない限り扱いこなすことは難しいでしょう。自分が今何をするべきかをしっかり分かっていれば、スムーズにモード変更できるようになるはずです。また、どこから味方を支援するかを的確に判断できるマップ知識が備わっていなければいけません。どちらかと言えば玄人向きの車輌です。

ストロングポイント:

非常に高い隠蔽率
圧倒的な貫通力
優秀な機動性：移動モード時

ウィークポイント:

装甲厚が貧弱
射撃精度がやや悪い
モード変更には慣れが必要

搭乗員スキル

車長
操縦手
無線手

おススメの搭乗員スキルは、おススメの拡張パーツを装備してはじめて最大の効力を発揮します。ここでおすすめの組合せは、視認範囲を最大限に広げ、発見・観測される確立を下げます。「クラッチの名手」は中戦車と近接戦で対峙しなければならない場合に有効です。