1944 年 11 月、クルップ社が現役の戦車および駆逐戦車の武装を強化するためのいくつかの斬新な計画を提案しました。そのうちのひとつが、この
VI
Pz.Kpfw. IV Schmalturm
計画であり、パンター (Panther) のシュマールトゥルム (小型砲塔) を IV 号戦車 J 型 (Pz IV Ausf. J) に搭載するというものでした。どのような性能なのでしょうか？詳しく見ていきましょう。
特徴
装甲
車体側面に取り付けられた追加装甲が印象的な車輌ですが、車体装甲はほとんど頼りになりません。車体正面は80mm装甲がほぼ垂直に配置され、下位Tierからも簡単に貫通されてしまいます。さらに装甲厚5mmの追加装甲が搭載された側面装甲厚も30mmしかなく、他の車輌と比べてHE弾とHEAT弾から身を守りやすい特徴はあるものの、命中すれば簡単にダメージを受けてしまいます。
砲塔の正面装甲は120mm装甲がほぼ垂直に配置されており、実装甲厚は約125mmとなります。砲塔左右の装甲は実装甲厚155mm程度で、敵の攻撃がこの部分それれば跳弾できます。TierVI中戦車としては良好な砲塔装甲を持っていると言えるでしょう。
機動性
スペック上の最高速度は優秀な数値であるものの、陣地転換などの長距離移動時であってもこの速度には達っせず、坂道を下る場合のみスペック数値の最高速度に達することができます。エンジン出力が非常に低く加速も鈍い特性を持ちます。重戦車レベルの走行性能ではないものの、中戦車としては走行性能が低い部類に入ります。
攻撃性能
貫通力とDPMが高く、かつ射撃精度が非常に高いことが特徴です。照準性能も優れているため、中距離から長距離の狙撃で活躍できるでしょう。弾速が早いことも狙撃を行いやすいポイントの一つです。また優秀な砲俯角を備え、様々な地形で活躍できる潜在能力を秘めています。
隠蔽率と視認範囲
隠蔽率は平均的ですが視認範囲が良好です。敵を待ち伏せする際は茂みを有効活用し、悪い隠蔽率を補えるように気をつけて下さい。
高い砲性能を持っており、支援車輌として活躍できる潜在能力を秘めています。最前線から離れた場所からの狙撃運用が向いています。広い視認範囲は、ゲーム終盤で索敵を行ったり、敵を待ち伏せする際に有効です。
中距離以遠からの狙撃が向いている車輌ではありますが、いつまでも狙撃を行わず、状況に応じて視認範囲の広さを活かせる立ち回りを行うことが活躍への鍵となります。
|
ストロングポイント:
|
ウィークポイント:
|
