ドイツ軍はフランス戦線を通じて約 600 両のオチキス 39 (Hotchkiss 39) を鹵獲し、これらを改装して運用しました。その改装バリエーションの一つが
II
Pz.Kpfw. 38H 735 (f)
です。どの様な性能を持っているのか？詳しく見ていきましょう。
特徴
装甲
非常に強固な防御性能を持っています。車体と砲塔共に、正面・側面・背面のほぼ全てが40mm装甲で覆われています。TierII帯においては破格の防御性能であり、機関砲を装備している車輌を相手にすれば無敵と言っても過言ではありません。駆逐戦車などの高貫通な車輌からは貫通されてしまうものの、これらも防御姿勢を行って装甲を増厚させることで跳弾が可能です。
砲塔上部に取り付けられた車長用キューポラでさえも全周40mmを誇り、明確な弱点はありません。唯一挙げるとするなら、車体と砲塔の天板が12mmであり、上部から急な角度で撃ち下ろされた場合に貫通してしまう程度です。
機動性
圧倒的な防御性能と引き換えに著しく低い走行性能です。車輌性能数値上では優秀な最高速度が表示されていますが、通常移動時にはこの速度まで達することができず、急な坂道を下った時のみの最高速度なので注意して下さい。加速性と旋回性も低く、非常に鈍重な足回りです。
攻撃性能
平均的な性能を持った砲を搭載しており、近距離から遠距離まで満遍なく活躍できる特徴を持っています。
隠蔽率と視認範囲
良好な隠蔽率と視認範囲を持ち合わせています。移動中の隠蔽率も高いため、戦線を押し上げる際に敵に気付かれにくく、優秀な視認範囲で敵を索敵することも可能です。
優秀な防御性能を活かせる最前線での戦いを得意ですが、走行性能が低いため戦況を先読みした立ち回りが必要となります。装甲を頼りすぎて前進し続けてしまうと、駆逐戦車や高Tierの車輌から集中砲火を受けて大破しかねません。まだ索敵されていない敵がどこにいるかを予想しながら、しっかりとマップを見て状況を判断しましょう。
戦闘中に敵に回り込まれそうになっても、砲塔旋回速度なため対処できます。焦らずに対処しましょう。
|
ストロングポイント:
|
ウィークポイント:
|
