M4 中戦車の派生型のひとつであり、車体および砲塔に多くの傾斜装甲を採用した
V
M4 Improved
をご紹介します。デトロイト・アーセナルが 1942 年 8 月に開発した車輌で、戦車の重量を増加させず、かつその他の技術特性を低下させることなく防御力を向上させることを狙い設計されました。どのような性能なのか？詳しく見ていきましょう。
特徴
装甲
車体の大部分正面と砲塔側背面には50.8mmの装甲が、砲塔正面には76.2mmの装甲がそれぞれ配置されています。正面から見た状態での実装甲厚は、通常技術ツリーのM4A1とあまり変わらないように思えますが、本車輌の真価は防御姿勢を行うことで発揮します。まず角度をつけた車体正面を露出させる昼飯姿勢では、車体正面を実装甲厚90mm以上にまで増圧させることができます。
そして本車輌が最も得意とする防御姿勢である、角度をつけた車体側面を露出させる豚めし（サイドスクレーピング）姿勢では、角度を25度つけた状態で、側面上部装甲を70度以上の強制跳弾角度にでき、さらに側面履帯裏に配置された63.5mm厚の部分を実装甲厚130mmにまで増圧させることができます。この豚めし姿勢では、実装甲厚85mm程度の車体正面が見えてしまうものの、貫通されやすいエリアを非常に少なくすることができます。
ここまで読むと非常に優秀な装甲を持っているように思えますが、直撃した場合は比較的簡単に貫通されてしまう点に注意しましょう。
機動性
優秀な出力重量比と旋回速度を持っており、最高速度も十分であるため、高い機動性を発揮します。軽戦車のように軽快に動き回ることはできないものの、中戦車として優秀な機動性を持っていると言えるでしょう。
攻撃性能
優秀な照準性能と砲俯仰角を持っているため、どのような地形でも射撃しやすい扱いやすい砲性能を誇ります。しかしながら貫通力が低い上に、弱点を狙おうにも射撃精度が悪い欠点を持っています。貫通力が足りずに太刀打ちできない場合は、プレミアム砲弾を使用したり、回り込んで敵の側背面などの薄い装甲部分を狙うようにしましょう。
隠蔽率と視認範囲
隠蔽率は平均的な数値ですが、非常に優れた視認範囲を持っています。中盤終盤での待ち伏せによる索敵などを有効に行える利点を持ちます。
優秀な機動性を持ちながらも、傾斜装甲による高い耐弾性を発揮する車輌です。ただし、最適な防御姿勢を行えなければ容易く貫通されてしまう点に注意しましょう。状況によって最適な防御姿勢は異なりますが、どんな状況でも有効に使える万能な姿勢をご紹介しましょう。
それは、戦車を上から見下ろした時に、履帯の先端に砲身が被るようにする姿勢です。敵車輌のいる方向に砲身を向けながら、三人称視点で上から見下ろし、履帯の先端が砲身と重なるように、車体の向きを調整しましょう。
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ストロングポイント:
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ウィークポイント:
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