1944年の春、KV-85の攻撃能力をより強化するために、チェリャビンスク・キーロフ工場において製造されたのが
VII
KV-122
です。KV-85の車体を流用し、砲塔はIS-2の砲塔がコピーされ使用されました。ソ連戦車おなじみの122mm砲を搭載した本車輌、World of Tanks内での性能はどうなのでしょうか？詳しく見ていきましょう！
特徴
装甲
名前が示す通り、本車輌はKV戦車の車体を元に開発されています。ソ連TierV通常技術ツリー車輌のKV-1においては非常に強力な装甲でしたが、TierVIIにおいては、敵の攻撃が直撃すればダメージを受けてしまうことは避けられません。しかしながら、ソ連シリーズ共通の優れた車体形状によって、豚飯（サイドスクレーピング）を行うことで跳弾することも可能です。
砲塔も装甲厚自体はそこまで厚くありませんが、流用したIS-2の砲塔より、やや先端に向けて細くなる形状をしています。砲塔正面に直撃すれば、下位Tierの車輌からでも容易に貫通されてしまいますが、元のIS-2砲塔よりは弾きやすい形状をしていることは確かです。明確な弱点としては、砲塔上部にある車長用キューポラと、IS-2の大きな砲塔を流用したことにより車体横にはみ出てしまった砲塔基部が弱点となります。
この様に、いくら耐弾姿勢を行っても攻撃時には明確な弱点が露出しているため、相手が静止して待ち構えている場合、安易に攻撃を行わないようにしましょう。
機動性
重戦車としては優秀な走行性能を持っています。最高速度が優れているだけでなく、旋回性能も良好です。中戦車と共に行動できるほどではありませんが、陣地転換する際や、敵との距離を調整したい時、至近距離で巴戦になった場合にアドバンテージを感じられるはずです。
攻撃性能
ソ連ツリーお馴染みの122mm砲を備え、高い単発ダメージを誇ります。他国家のTierVII重戦車と比べると、射撃精度や照準性能は確かに劣ってはいるものの、同じ122mm砲を搭載した車輌と比較すると、本車輌の照準性能は優秀です。飛び出し撃ちや、咄嗟の照準において明確な命中率の違いを感じられるでしょう。また、単発ダメージの大きな122mm砲共通の戦い方として、敵と1発ずつ撃ち合うダメージ交換が有効です。
隠蔽率と視認範囲
重戦車であるため隠蔽率は劣悪ですが、視界範囲は同じソ連車輌と比べると優秀であり、TierVII車輌における平均的な視認範囲を持っています。
他の重戦車のように最適な跳弾姿勢がない本車は、他の重装甲車輌と共に最前線へ行って支援したり、機動性を活かした敵の隙を突く戦法を行ったりなど、臨機応変な中戦車のような運用が求められます。一つの場所に固執せず、マップを良くみて状況を見極め、能動的に立ち回ることが活躍への鍵となります。
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ストロングポイント:
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ウィークポイント:
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