[タンクガイド] Kanonenjagdpanzer 105

VIII Kanonenjagdpanzer 105 は、ドイツ技術ツリーの高Tierにあるドイツ駆逐車輌とは、全く異なった車輌です。装甲や火力の代わりに、優れた走行性能と隠蔽性能、精度を手に入れた車輌です。運用的にはドイツ技術ツリーの低～中Tier帯の車輌と似た運用になるでしょう。詳しく説明をしていきましょう！

特徴

装甲
いつものタンクガイドでは、装甲厚を紹介するところから開始しますが、本車輌には紹介できるレベルの装甲すらありません。TierI車輌にさえ貫通されうる装甲厚です。防盾装甲ですら薄く、跳弾できる見込みはゼロに近いでしょう。HP量も低く、ダメージを受けていないからといって油断していると、致命的なダメージを一気に受けかねません。しかし！だからといって本車輌が劣っている訳ではありません。本当の紹介はここからです！

機動性
非常に優れた機動性で、トップクラスの旋回性能と最高速度を持っています。それもそのはず、本車輌はそもそも歩兵用高機動戦闘車輌シャーシをベースにして開発された防衛用駆逐戦車なのです。70km/hもの最高速度を誇り、例え敵車輌に後ろに周られたとしてもリカバリーできる程の高い旋回性能を持っています。後退速度が20km/hなことも利点の一つと言えるでしょう。

攻撃性能
優秀な105mm砲を搭載しています。この砲は、良好な貫通力、非常に優秀な砲精度と照準速度が特徴で、標準弾として弾速が非常に速いAPCR弾を使用できることもポイントです。さらにプレミアム弾はTierXの重装甲車輌を貫通できるほどのHEAT弾を装填でき、貫通性能に困ることはほとんどありません。砲の俯仰角も良好です。ただし装填速度は駆逐戦車最低クラスで、DPMが低いため継続的な支援が不得意なことに注意が必要です。

隠蔽率と視認範囲
小さな車体によって、非常に優秀な隠蔽性能を持っています。しっかりと茂みに隠れていれば、敵は目の前に来るまで存在に気付けないでしょう。視認範囲はやや悪いため、味方の索敵車輌に頼る方が良いでしょう。いくら隠蔽性能がずば抜けて優れているとは言え、敵の接近に気付くことが遅れて対処が後手になってしまうと、結局は発見される距離まで近づかれてしまうからです。