1956 年から 1959 年にかけて開発された実験的車輌で、センチュリオン (Centurion) 中戦車をベースに開発されたのが
VIII
FV4202
です。他のイギリス中戦車とはどの様に性能が違うのか？詳しくみていきましょう。
特徴
装甲
本車輌の装甲はやや特殊です。車体・砲塔共に装甲厚が中途半端であるため一見すると非常に脆いように見えますが、様々な部位で傾斜角が優れています。扱いようによっては非常に優秀な防御性能を発揮することができます。
車体の装甲は車体正面上部と側面は共に装甲厚50.8mmしかないため、たとえ下位Tierの攻撃であったとしても直撃すれば容易く貫通してしまいます。しかし縦長な車体形状のため豚飯（サイドスクレーピング）がしやすい利点があり、また車体上面装甲が優れた傾斜角で配置されているため、車体を少し上向きにするだけで強制跳弾角度である70°を得ることができます。市街地などの平坦な場所であったとしても、瓦礫に乗り上げれば車体上部でも跳弾することができ、かつ車体下部装甲が非常に小さい特徴も持っています。
砲塔装甲も車体と同様な特徴で、正面から直撃すれば容易く貫通されてしまいます。特に砲塔上部の広い ”おでこ” 部分は、同じ高さから攻撃された場合は貫通力が180mm程度あれば貫通してしまいます。しかし、ほんの少しだけ上向き姿勢を行えれば強制跳弾角度に達するため、非常に優秀な防御性能を発揮できます。砲塔左右の装甲は実装甲厚が230mm程度であり、同Tier帯の通常弾であれば耐えられるものの、駆逐戦車などの高貫通車輌からは安定して貫通されてしまいます。傾斜角度による増厚をするにはよそ見をするしかないため、必ずしも鉄壁の攻撃姿勢を行える訳ではないことに注意しましょう。
機動性
高い加速性と旋回性能、良好な最高速度を持っています。プレイヤーの思ったとおりに動かせる優秀な走行性能を発揮します。
攻撃性能
単発ダメージは少ないものの、非常に優れた貫通力と射撃精度を持っています。俯仰角にも優れており、前述した装甲特性と合わせて稜線地形からのハルダウン攻撃が得意です。中戦車としてはDPMが低く、移動直後の照準拡散が劣悪である短所に注意して運用しましょう。
隠蔽率と視認範囲
良好な隠蔽率と視認範囲を持っています。どちらもTierVIII中戦車の平均より優れており、支援車輌として十二分に戦える素質を備えています。
車体を傾斜させて角度を鋭くできれば優秀な防御性能を誇り、最前線での運用も十分にこなせるものの、基本的には中距離の支援運用を心がけましょう。単発ダメージとDPMも低いことから、ひとつひとつの射撃を確実に貫通させることが重要になります。移動直後の命中精度は劣悪なため、しっかりと照準を行ってから射撃するように気をつけてください。
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ストロングポイント:
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ウィークポイント:
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