50TP Prototyp

『World of Tanks』初のポーランド重戦車として実装された VIII 50TP prototyp  は、ポーランド重戦車ルートの入門車輌にピッタリです。傾斜のついた装甲、良好な砲俯角、高いDPMが特徴の本車は、他の国家の車輌の良いところを凝縮したような車輌です。光があれば影があるように、この車輌にも弱点はあります。弱点をよく心得てプレイすれば、非常に強力な車輌です。

特徴

装甲
このポーランド重戦車の装甲の形状はかなり独特です。車体前面装甲は鋭角に尖っており、Tier10車輌の攻撃さえ耐えうる非常に優秀な防御力を誇りますが、中央に設置された三角形のドライバーズハッチ（操縦手用窓）装甲が弱点となります。ドライバーズハッチは、正面からはある程度優秀な実装甲厚を持っていて、同Tier車輌の攻撃であれば跳弾できますが、上位Tier車輌には貫通されてしまいます。もっとも脆弱なのは、ドライバーズハッチの側面部分です。車体に角度が付いている時にここを狙われると、下位Tier車輌であっても貫通されてしまいます。
そして、どの車輌でも共通の弱点となる車体下部装甲は、この車輌にとっても同じです。下位Tier車輌に対しては有効な実装甲厚を持ってはいるものの、同格以上からは簡単に貫通されてしまうので注意しましょう。側面装甲は豚飯（サイドスクレーピング）をする際に有効な強度があり、空間装甲もあるとはいえ、過信は禁物です。角度を付けすぎないように注意しましょう。
砲塔装甲は優秀ですが、砲身へ向かってすぼまる形状をしているので、斜め方向からの攻撃に弱い欠点があります。また正面を向いていたとしても、TierX車輌から高貫通のプレミアム弾を撃たれると貫通されてしまってリ、車長用キューポラが弱点であることにも気をつけましょう。

機動性
どれくらいの速度で動けるのかみてみましょう。最高速度は平均的で、加速力は平均以上です。重戦車としては良好な機動性と言えるでしょう。優秀な旋回速度も持っており、市街地での機動も楽々こなします。

攻撃性能
本車の最大の利点は122ミリ砲です。高い単発ダメージと優秀な精度。敵も交戦するべきか否か躊躇するほどの威力を備えています。さらに、大きな単発ダメージを持つ砲としては珍しく、比較的優秀な射撃精度です。優れた砲俯角と頑強な砲塔を活かして、丘から敵に強烈な一発をお見舞いしましょう。ただし射撃速度は低いため、１対多の継続的な戦闘では不利になってしまいます。
攻撃時の注意点です。本車輌の俯角は、正面が-8度で側面が-10度であることと、車体前方に張り出した大きな履帯に注意しましょう。稜線からハルダウンを行う際に、他の車輌と同じく全身して砲塔だけ出そうとすると、大きな履帯も敵に見せてしまう危険があります。稜線でのハルダウンは、なるべく側面の俯角を活かすように心がけましょう。

隠蔽率と視認範囲
重戦車であるため隠蔽率は低いです。視界範囲は平均的な広さを持っています。

稜線があるマップでは俯角と砲塔装甲を活かしてハルダウンを行い、平原マップでは車体前面装甲で敵の攻撃を弾きましょう。車体に角度をつけると操縦室装甲を敵に露出してしまい、貫通されてしまいます。マップとマッチングTier次第では重戦車らしい戦い方もできますが、もし活躍できそうにないと感じたら一歩引いた位置で戦う方が無難でしょう。

搭乗員スキル

車長（無選手兼任）
砲手
操縦手
装填手

もうデフォルトになりつつありますが、修理は重要です。履帯がやられたらまな板の上の鯉状態となってしまいます。「50TP Prototyp」の履帯をご覧になりましたか？前方にまではみ出している巨大なり鯛です。この巨大な履帯が常に動ける状態に保つためにも、修理は必須です。その他のスキルは車輌性能を強化するものにしましょう。特に、主砲の性能強化です。